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激流中国、チベットを見て

今週の、NHKスペシャル、激流中国は、チベットを舞台にした
とても考えさせられる内容でした。NHKの編集も、中国人(漢族)を
ちょっと、悪役扱いし、チベット人を、被支配者に意識的に描いていたと思います。
しかし、大方の流れとしては、チベットの現状を肯定する内容でした。

鉄道が出来て、観光客は年間 300万人に激増、昨年ホテルが80軒
新たに建ったそうで、流れ込む中国式資本主義のすさまじいこと。
出てきた、ホテルのオーナーの日本のヤクザも顔負けの凄みのある顔。
チベットの青年の初心な表情。
チベット人の家の先祖伝来の仏様や、曼荼羅を、金で、顔を叩いて買い上げる手口
その仏様に買値の数十倍の値札をつけて、ホテルで陳列販売する商売上手。
徹底した営利主義。  これが本当に共産党一党独裁の社会主義国家なのか。

番組を見ていて、チベット人よ、中国人にやられるなよ と声援を送りました。
もともと、中国とは、別の歴史を歩んできたチベットを中国が侵略したのは
毛沢東の天安門での独立宣言後わずか5年後。
その後、徹底した武力弾圧で、僧侶民衆が約50万人殺されたというが
確証がなく、なし崩し的にチベットを占領して、ダライラマを追い出し今に至る。

現在のミヤンマーの軍事政権のやり口は、軍事政権を支援している中国
人民解放軍そのものだ。

すでにチベットにいかれたかたもおいでとはおもいますが、
おっさんは、この放送を見て、チベットには早く行かないと、確実にその
素朴な魅力を中国人(漢族)に、食い散らかされてしまうと感じました。

by minamihorie | 2007-10-09 21:06 | 学习中文  

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