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遼寧省見てきたまま ⑥ ハルビンと松花江

暑中お見舞い申し上げます
大阪は湿度が高く、パソコンに向かうのも
億劫になります

さて、瀋陽駅から朝7時過ぎに中国新幹線に乗って、
ハルビンまで日帰りしてきました。 
冬には零下30度にもなり、氷祭りで有名なハルビンは
現在人口約1000万人の大都市ですが、
元はロシア人が作り上げた都市で、街の中にその
名残を見ることができます。
その一つは聖ソフィア教会です。
教会は交通量の多い道路に囲まれて、静かに建っています。
中国には交通ルールが無いので、道路を横断するのに
大変な神経を使います。
基本法律は守るが、ルールは守らないのが中国流だそうで、
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ロシア時代のロシア人の心の糧となった教会ですが、
文化大革命で被害にあったようで、キリストや聖母の
姿は見つかりませんでした。
石造りの巨大な教会なので、爆破できるだけの火薬が
集まらなかったから生き残ったそうです。
もう一つあったニコライ教会は壊されて残っていません。
中国の猥雑な風景の中で強い精神世界を感じる場所です。

ハルビンの「中央大街」は、かつて、キタイスカヤ通り
という名前で、そのロシア名がとても似合っています。
この石畳の道路は地下1メートル下まで埋め込まれている、
見た目で測って10センチ×20センチ位の石で
敷き詰められています。
恐ろしく手間隙が掛かっています。
両側にはかつてのロシア資本、ユダヤ資本、日本資本の
建物が重要文化財に指定され、かつ現役の施設とし
利用されています。
歩行者専用になっていることも有るでしょうが、
中国人街特有の猥雑さ、喧騒さがなく、とても静かで
落ち着いた環境に癒されます。
旧松浦洋行の建物が洒落ていました。
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       精密な石畳で敷き詰められている
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旧松浦洋行
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ユダヤ資本が建てたモデルンホテル

最後に紹介するのは、太陽島ですが、ここには
ケーブルカーで片道約10分くらい松花江を超えて、
空中散歩を楽しみました。往復100元かかります。
6月1日のこどもの日だったので子供連れの家族が
大勢遊びに来ていましたが、あまり待たずに乗れました。
太陽島のさらに向こうには、新都心の高層マンション
の大群が見えて、中国の発展を感じます。
太陽島にはロシア革命から逃れてきたロシア人たちの
住んだ住居や別荘が残されていますが、あまり保存状態は
良くありません。その中でロシア人たちが持ってきた
蓄音機が展示されていて、哀愁を感じました。

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太陽島へ向かう

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       おひるごはん、ロシア風料理店で



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by minamihorie | 2017-07-30 22:00 | 学習中文  

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