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生む機械と、会社の歯車の人生

柳沢厚生大臣の発言が波紋を広げている。
どういう脈絡の中で出てきた発言か、もひとつ定かに知らないが
マスコミのいつもの手法で、そこだけトリミングされてでてくる
石原慎太郎の、三国人発言の時もそうだった。
男と違って、女性は、子どもを生めるという機械(装置)を持っている
のだから、その機械を有効に使って欲しい。というような、
ニュアンスで喋ったと思うが、

それにしても、ちょっと常識を疑う。こんな人が大臣していたら
給食費を払わない親が大きな顔しているのも無理ないと思う。
生む能力とか、単に赤ちゃんを生むことが出来るのは女性だけだ
という表現がどうしてでてこなかったのだろう。 柳沢大臣は
機械のことに詳しいエンジニアだったのだろうか。

少し前、柳沢大臣は、日本経済新聞の夕刊の「私の玉手箱」という
コラムに書いていた。 早くに父親をなくし、夜間学校を出て
新聞配達などの苦労をして、東大ー大蔵省というコースに乗った
いわば、苦労人である。
そんな人でも、大臣になり、周りから、先生、先生とおだてられ
相手のほうから頭を下げて儲け話を持ってきてくれるようになると
こんな姿になってしまうのだな。
実るほど頭を垂れる稲穂かな  の稲は、絶滅品種になってしまいました。

おっさんは、歯車の人生ですがね

by minamihorie | 2007-02-02 20:37 | 日本的社会主義社会  

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