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父親たちの星条旗

クリント・イーストウッド監督の話題の映画です。
週刊文春では、5人の論者のうち、3人が五つ星、2人が4つ星でした。
硫黄島は、ついこの間、民主党の小沢代表が訪れたけれど
その後体調を崩して、国会の代表質問を欠席し、英霊のたたりではと
話題になった島です。
小笠原諸島の中にある小さな硫黄島が、戦争の趨勢を決しました。
硫黄島は、サイパン島と、東京のちょうど中間点にあります。
サイパン島から、東京を空襲に飛来したアメリカ軍のB29戦略爆撃機は
もしも東京上空で、迎撃され、被弾しても、硫黄島まで飛べば助かります。
このため、硫黄島は、日本の首都東京を粉砕して戦争に勝利するためには
なくてはならない島となったのです。
硫黄島には、地上には何もなく、守備隊長の栗林中将は、地下に堅固な
陣地を作り、スコップが磨り減って使えなくなるまで、土木作業を全島に
施しました。 そのため、アメリカ軍は、3日で占領できると踏んでいたのに
約1月間、甚大な死傷者を出しました。
物語は、硫黄島のすり鉢山と呼ばれる最高地点に星条旗を打ち立てた兵士たちが
政治に巻きこまれ、戦費調達のための英雄に仕立てられていく様子を
シリアスに描いています。 監督は旗を立てたとされるうちの一人がアメリカ先住民
だったことに大きなこだわりを持っているようですね。
おっさんは、兵士のうちだれがだれだか判別が容易でなく
それにとらわれて、もうひとつ話がつかめませんでした。
ただ、プライベートライアンでユダヤ人の狙撃兵として出演していた
バリー・ペッパーは、すぐ役柄がわかりました・
おっさんの感想が当たっているかどうか、箕面市の109シネマの240席の座席は
なぜかガラガラでした
2部作の、硫黄島からの手紙もとりあえず見に行きます。

by minamihorie | 2006-11-04 22:50 | 映画  

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