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世界遺産カイロ

夕方、エジプトからの留学生女性のヘバさんが、家に遊びに
やってきました。ちょうど、夜7時半からNHKで、世界遺産スペシャル
「カイロ」 が放送されていたので、一緒に見ていました。
カイロは、アジアと、ヨーロッパの接点として、人々が、人種や
宗教のしがらみを越えて、交易してきた都市で、なんと、古くから
小切手や、契約書を交わしての取引が行われていたのだそうです。

リポーターの記者が市場を歩くと、大阪弁で 「もうかりまっか」 と声が
かかるのには、ヘバさんと一緒に笑いました。
ヘバさんも行ったことがない場所が紹介されているそうで、
河内でなくカイロのおっさんも一生懸命見ました。

アラビアンナイトに出てくる、シンドバットが中国人だとは
驚きでした。 それだけ、中国やインドなどから、商人がやってきたのでしょう。
また、イスラムの教えにある、喜捨という、富める者が貧しい者に、
自らの富の一部を分かち与える行為が、社会全体にしっかりと根ずいている
ことにも感動しました。
イスラムの教えは、決して私たちがイメージする、対西欧、異なる宗教に
批判的なものでなく、もっと寛容で、懐の広い思想のようですね

また、喜捨には、羊の肉を配るという、行為が一般的なようですが
羊の肉は、1キロ約、500円だそうです。
安いのか高いのか、判断できませんが、きっと、喜捨に使われるのだから
それだけ価値の高い商品なのでしょう。

ヘバさんは、この放送をアラビア語で見たかったと言って帰りました
番組の中で出た、「魔よけ」 という単語もおしえました。 説明むずかしいですね

by minamihorie | 2006-04-29 22:19 | 留学生  

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