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疾風で戦ったおじさんの死

叔父さん(母の兄さん)が94歳の天寿を
全うして静かに旅立ちました。
大正11年生まれで、陸軍航空隊に入隊し
少尉で終戦を迎えました。
戦争中は、おじさんは戦闘機の操縦が
上手だったので生きて帰ることができたと
話してくれました。
操縦が下手で真っすぐしか飛べない人は
特攻に選ばれて戦死されたそうです。
操縦の上手な人は本土防衛で必要だし
特攻に出撃する戦闘機を擁護する
役目があったからだそうです。
「永遠のゼロ」のお話に出て来そうですが
実話です。

おじさんは、戦後はどこにでもおられる
サラリーマンとして働き、家族を養いました
おおらかなようで、せっかちで、自分の道を
黙々と歩むタイプの方でした。
でも、私の目かで見た意見ですが、
常に人のせいにせず、感謝の気持ちを持った
人だったと思います。
戦争のこともあまり具体的には語ることが
少なかったです。

最近よく見聞きする、口先だけで戦争反対、
人殺しの訓練 などと声高に唱える
人たちは、戦争とは何であるか
戦争はどうして起きるのか、
分からずに観念論だけで話しています。
戦争を避けるには、もっと奥深い
言葉では表せない、人間、社会への
洞察が、うまく言えませんが、必要だなと
感じた次第です。
一つの時代が終わりました。



by minamihorie | 2016-07-24 22:34 | 日本的社会主義社会  

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