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小沢一郎対メデイアの攻防

小沢一郎氏が、検察審査会に起訴された。
強制起訴という言葉も過激で、誤解を招く言葉である。
処分というのも、口蹄疫や、鳥インフルエンザに感染した
家畜を処分するようで、あまり良い言葉ではない。

メデイアも、朝日や、日経や、産経は、小沢さんが
あたかも、裏金をかき集めて汚職に絡んでいたように
世論を持っていこうとしている。
一部、夕刊紙の夕刊フジや、ゲンダイなどは、小沢さん
擁護の論陣を張っているが、少数意見である。

この起訴の本質は、政治資金の報告書に、記載されていた
お金の出入りのズレを、小沢さんが知っていたかどうかという
実にささいな事案である。
裏金や、賄賂性の高いお金の流れは、検察が、大量の資料を
強制捜査で調べてもも出てこなかったので、
検察は起訴に持ち込めなかった。
すなわち、事件にはならなかった事案なのである。

普通の会社でも、決算を挟んで、お金の出入りを操作することは
よくあることである。それを、社長が知っていたかどうかという
ことなのである。

小沢さんは、記者クラブに出入りできる報道機関を
原則自由にしようとした。
それに大メデイアが反発した。
wikipediaには
1994年、新生党代表幹事の小沢一郎が記者クラブ以外の
雑誌社記者も会見に参加できるという当時では画期的な
試みを行ったが、小沢とメディアとの対立などもあって
途中で挫折に追い込まれた。

すなわち、大手メデイアにとっては、小沢氏は、自分たちの
特権的立場を犯そうとした敵なのである。
それゆえ、メデイアは、しつこく小沢たたきを繰り返すのだ
ここの所を見逃すと、一連の問題が理解できない。

大手メデイアは、さまざまの規制と特権に守られている
ホリエモンに攻められて、メデイアが大慌てしたのを
みなさんお忘れか。
普通の会社の買収なら、あんなに騒がれなかっただろう
規制で保護されたメデイアだから、ホリエモンは負けたのだ。

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by minamihorie | 2011-02-02 12:58 | 日本的社会主義社会  

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